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高齢者医療制度とは?

投稿者: | 2015年3月21日

高齢者医療制度とは何ですか?

新聞やテレビなどで高齢者医療制度について語られるのを聞く機会が多いです。
名称から判断すると、日本の高齢化社会に対応するための新しい制度のようですが、具体的にどのような内容の制度なのか詳しいことが分からないです。
これから、自分が高齢者になった時のことを考えると、高齢者医療制度について詳しく理解しておく必要があると思います。

果たして、この制度とは一体どのようなものであり、この制度が誕生したことによって、どんな影響が出てきたのかを知りたいです。
誰を対象にした制度であり、この制度を利用することでどんな恩恵を得られるのか詳しく教えてください。
一部の人にしか関係のない制度なのか、それとも多くの方と密接に関わっている制度なのかを説明してほしいです。

高齢者医療制度についての説明

日本は世界でも最長の平均寿命と高い保険医療水準を実現しています。
これが可能となったのは国民皆保険制度により、国民すべてが病院で保健医療を受けることができるからです。
たとえば、アメリカの場合は無保険の人が6人に1人いるため、医療費を支払えなくて困っている人がたくさんいます。

一方、日本の場合は低所得者でも気軽に病院で医療を受けられる環境が整っています。
しかし、これからの日本ではどんどん高齢者の数が増えていくことが予想されています。
そのため、今までどおりの保険制度では医療費をまかなうことができないという問題点があるのです。

この問題を解消するために考えられたのが高齢者医療制度なのです。
これまで老人保健制度についてさまざまな問題点が指摘されて、その解決策が議論されてきました。
そして、最終的には平成18年に医療制度が改革されて、独立型とリスク構造調整を組み合わせた新しい老人保健制度が誕生したのです。

新しい高齢者医療制度では、医療費の負担を分担するルールが明確になり、若人が給付費の4割を負担して、高齢者が1割を負担します。
また、都道府県ごとに保険料を収めるところとそれを使うところが一元化されました。
そして、都道府県ごとに高齢者が公平に医療費を負担するために保険料が設定されるようになります。

この新しい老人医療制度は後期高齢者医療制度と呼ばれています。
この制度では75歳以上の高齢者が保険料を支払うことにより、医療費の財源を確保します。
これによって、若人の負担が減り、逆に高齢者の自己負担が増えることになります。

これからも高齢者の数がどんどん増えていくため、若人に対する負担が重くなることが予想されます。
そのため、高齢者自身が医療費を負担することによって、医療費の問題を解決しようという制度なのです。
これからも高齢者医療制度は細かい点でどんどん改革されていくでしょう。