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医療事故について

投稿者: | 2015年10月23日

医療事故の可能性

医療事故は、どんなに慎重に行っていても起こる場合があります。
ミスがなくとも起こりうるということは大前提ですが、患者本人や患者の身内からのクレームは全て記録されているはずです。

医療事故は手術の失敗や、縫合の際に手術道具をそのままにしてしまったような外科でのものというイメージが強いかもしれません。
しかし、実際は外科だけでなく、内科でも起こり得ることです。
循環器内科でカテーテル中に血管が破れてしまうこともあるでしょう。
カテーテルを必要とする患者の場合、血管は脆く、どんなに慣れた医師でもどうしようもない場合があるのです。

医療事故のケース

では、どのようなケースがあるのでしょう。
医療事故の場合、誰にもどうしようもない状況で起こる不可抗力と、人為的なミス、そして医師の経験不足による誤診に分けられます。
前者の場合免責ですが、後者の場合責任が問われ、訴訟問題に繋がります。

前述のカテーテルに関しては、不可抗力なのか医師の技術不足なのか、見極めが難しいのが現状です。
病院側はミスではなくやむ得ない症例として訴えたとしても、それを患者側が受け入れない場合は裁判になります。

人為的ミス

投与する点滴の薬液を間違えたり、手術後体内に手術器具を置き忘れるなどという事故もあります。
この場合は明らかに医療行為を行う側のミスであり、改善のための治療や再手術が必要です。
それによって患者が絶命したケースもあります。

入院中の患者が点滴を取ってしまったり、禁止されていることを行った場合は患者側の責任ではありますが、病院側の管理体制が問われることにもなります。
どこまでをミスとするのか、ボーダーラインを決めるは極めて難しいのが医療の現場でもあるのです。

誤診

医師のスキルは個人差があります。
様々な症例について知識があり、治療経験も豊富な医師と、医師になりたての新人とでは診断の正確さに差がでるのは仕方のないことかもしれません。

極めて珍しい疾病の場合、そこに思い至らない場合もあるでしょう。
それを医療ミスとするのか、医療事故とするのか、難しいところです。
知らなければ診断できないのです。
常に最新医療について研修を行い、自己学習を義務付けられているのが医師という職業なのです。

医療事故訴訟

医療事故による訴訟の場合、解決まで時間が掛かります。
長い場合は3年にも及ぶケースがあり、病院側も患者側も疲弊してしまうのが現状です。
そのため、途中で和解に至るケースも多く、決着がついていない例は少なくありません。

専門分野における事故の場合、ミスなのか誤診なのか、不可抗力なのか、正確に知ることができるのは治療に当たった医師だけかもしれません。