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梅干し

不妊治療に梅干し?

投稿者: | 2016年5月18日

梅干し神話

日本人にとって、梅干しは健康維持の特効薬の様な存在で、古くから伝えられている民間療法の様な食材です。
梅干しは酸っぱい食べ物で酸性ですので、リトマス試験紙をつければ間違いなく赤くなります。
しかしながら梅干しはアルカリ食品なのです。

何故酸性なのにアルカリ食品なのか不思議に思う方も多いと思います。
アルカリ食品であることの定義は、燃やした後に残った灰分、つまりミネラルにカリウムなどのアルカリ成分が多いことです。
食すことで胃で消化されるため、そこで酸は飛んでしまいます。

確かに梅干しには様々な効能があり、健康維持に一役買ってくれていますが、万能ではありません。
食べ過ぎれば塩分摂取過剰となり腎臓に悪影響があるので注意が必要です。

梅干しの効能

梅干しの効能の主なものとして、クエン酸による疲労回復が筆頭に挙げられます。
また、代謝を良くすることで、肩こりや美肌にも効果があり、風邪の予防にもなるのです。
緑茶と一緒に摂ることで二日酔いにも効果がありますが、二日酔いにはもっと即効性のある栄養ドリンクが市販されています。

梅には解毒作用や殺菌効果があるため、生姜と共に食中毒の予防としても効力を発揮します。
生ものが日本食には無くてはならない添え物だったのです。

不妊効果の是非

万能薬の様な梅干しですが、不妊に効果が本当にあるのでしょうか。
梅の成分が不妊治療に効果があるとしているのは、和歌山の産婦人科と和歌山県立医科大なので信憑性は高く、不妊に悩む女性にとって朗報と言えます。

ご存じの通り和歌山は東京の青梅と並んで梅の産地です。
その和歌山が梅の成分について研究した結果、治療が困難な不妊患者に有効であることが判ったというのです。

女性の不妊の原因には様々ありますが、梅のもつ抗酸化作用で卵子の老化を防ぎ、卵子が妊娠しやすくなるのです。
梅干しの塩分を除去して梅酢を濃縮させ、2ヶ月間朝夕600cc飲んだ後、体外受精を試みた結果、67%の確率で妊娠したのです。

特に35歳を過ぎた女性の不妊に効果があり、加齢と共に老化する卵子の若返りに梅が高い効力を発揮する事が証明されました。
ただし、全ての不妊に効果があるわけではないので、不妊に悩む方はまず専門医を受診する事が先決です。

梅干し過剰摂取の副作用

不妊に効果があるとは言え、過剰摂取は身体に害があるのは言うまでもありません。
全ての食品に言えることですが、特定の食品を摂取し過ぎると、栄養のバランスが崩れ、様々な副作用が表れます。

梅干しはそのままだと多量の塩分を含みます。
多量摂取は高血圧の原因となり、長期高血圧が続くと循環器系に多大なダメージを与えます。
特に大きな影響を受けるのは腎臓で、一度機能が低下した腎臓は元には戻らないので注意が必要です。

また高血圧は身体に症状が表れず気付きにくいのが特徴です。
突発的に血圧が急上昇すると命に係わる危険があるので、過剰摂取は厳禁です。