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医師・看護師による院内感染リスクについて

投稿者: | 2018年6月16日

院内感染リスクとは

現代では、「除菌」「消毒」アイテムが溢れかえっており、ウイルス対策にとても気をつけているという人も少なくありません。
「外から帰ったら手洗いうがいをしている」「マスクも手袋もしているから大丈夫」と思っていても、実は身の周りは菌で満ちていることに気づいておられるでしょうか。
近年、ノロウイルス集団感染やインフルエンザ等、強い感染力を持つウイルスによって集団感染してしまう事例が後を絶ちません。

学校や職場での集団感染はよく聞きますが、それ以外に増えている原因の1つに、病院でウイルスに感染してしまう、いわゆる「院内感染」があります。
病気が治るならまだしも、病院で病気をうつされるなんて、と意外に思われるかもしれませんが、昨今、院内感染対策の重要性が改めて見直されています。
院内感染に関する調査した研究で、医療従事者が着ている白衣149着のうち、約2割からMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)が検出されました。

また、医師や看護師が使用している携帯電話を調査したところ、約8台に1台はMRSAが検出されたという報告もあるほどです。
更に、MRSAやVRE(バンコマイシン耐性腸球菌)等が発生している病棟に勤める医師と看護師が使ったペンについても調査した結果、病棟にいる病原体と同じ菌株が検出されたとの報告が上がっています。
もちろん、全ての病院がそうだとは言いませんが、油断しやすい病院という場所であっても、「院内感染」は起こると認識しておいた方が良いということが言えるでしょう。

感染対策に大切なこと

感染対策にとって最も重要なことは、「手指の衛生」があります。
手指衛生の方法には、「流水と石けん」「消毒用アルコール」を用いる方法があります。
最近では消毒用アルコールが置いてある施設も増えてきていますが、物理的な除染除去は不可能ですし、手に蛋白質汚れがあると消毒効果は十分に発揮されません。
基本としてアルコール消毒を行い、明らかに手指が汚れたという時には流水と石けんの手洗いを追加するようにしましょう。

また、ノロウイルスは数個の菌でも感染してしまいますので、二次感染には最大の注意が必要です。
感染予防には、手に付着したノロウイルスを物理的に除去する場合には、石けんと流水が効果的です。
手洗いの後、更にアルコール消毒でダブル除去をしておくとより効果的です。

院内感染を防ぐ方法

手洗いをしている人も、手洗いをしてすぐに菌に触れてしまったら同じことです。
手洗い語、無意識に髪の毛や眼鏡、白衣等に触ってしまうという人も多く、あるいは、患者に触れた手袋のまま、歩き回ったり、カーテンやドアノブに触れている可能性もあります。
そのまま歩いているだけでも病原菌は院内にばらまかれることになりますので、手袋やマスクの扱いには十分慎重行うようにしましょう。